■修了のご報告■
大草原と遊牧民の地・内モンゴル自治区に点在する『遼・元の王朝文化遺産』を訪ねる考古学の「移動教室」が無事、終了しましたので、ここに謹んで修了の報告をさせていただきます。
「北京大学・サマーキャンパス」は、2010年以降毎夏、日中文化交流の一環として、毎日エデュケーションと北京大学考古文博学院が共催している夏期特別講座です。昨年は仏教東進の軌跡を求めての敦煌から西安に至る約2,000キロメートルの長距離バスと寝台列車の旅で、『河西回廊』に点在する仏教遺跡や重点遺跡群を訪ね、考古学の「移動教室」として大きな成果を上げることができました。
今回は、学術顧問の早稲田大学文学学術院・稲畑耕一郎教授を加えた日本側参加者11名に同行講師として北京大学考古文博学院・徐天進教授・親子及び遼・元の王朝遺蹟専門で内蒙古将軍衛署博物院の丁勇副院長の中国側3名が参加され、内モンゴル自治区に点在する遼・元の王朝文化遺蹟及び明・清の北方異民族との防衛拠点を求め、北京から内モンゴル自治区の正藍旗、河北省の木蘭囲場、内モンゴル自治区の赤峰市、遼寧省の朝陽市、河北省の承徳市を回遊し、再び北京に戻る約1,700キロメートルに及ぶ長距離バスツアーとなりました。
途中、本年6月29日に正式に世界文化遺産に登録されたばかりの「元上都遺跡」をはじめ「元中都遺跡」、遼上京遺蹟や遼中京遺蹟の重要文物を展示した「赤峰博物館」「朝陽市博物館」、目下、世界遺産申請準備中の「牛河梁紅山文化遺蹟」等の草原の王朝遺蹟や古代遺蹟、更に「居庸関」「宣化古城」等の軍事要塞や清朝時代の夏の離宮で世界文化遺産の「避暑山荘・外八廟」等を見学し、日中両国の専門学者による懇切丁寧な解説で、受講者にとっては大変貴重な学術交流を体験することができました。
以下、長距離バスの車窓から眺める壮大な中国大陸の「自然」と「風」を肌で感じながらの『草原の王朝(遼・元)遺蹟を巡る旅』の模様を旅程に従ってご報告申し上げます。
日(曜日) | 主な日程・見学内容 | 宿泊地 「ホテル名」 |
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8/22(水) | (午前) 羽田・関空から航空機にて北京へ 【サマーキャンパス開講式】 (於:北京大学サックラー考古美術博物館) 【特別講義】 16:45〜 (於:北京大学考古文博学院) 【歓迎会】 18:30〜 (於:「暢春園」3階「博雅庁」) 1日目のレポートはこちら |
北京 「北京飯店」 |
8/23(木) | 【バスにて河北省・宣化区へ移動】 ■居庸関 ■鶏鳴駅城 ■宣化区博物館 ■下八里遼墓群 ■宣化古城 【夕刻、張家口市張北県へ移動】 2日目のレポートはこちら |
張北 「宏昊假日大酒店」 |
8/24(金) | 【バスにて張北県〜内蒙古自治区・正藍旗】 ■元中都博物館 ■元中都遺跡 ■元上都遺跡 【夕刻、河北省・木蘭囲場へ移動】 3日目のレポートはこちら |
木蘭囲場假村 「木蘭囲場假村」 |
8/25(土) | 【バスにて内蒙古自治区・赤峰市〜遼寧省・朝陽市へ】 ■赤峰博物館 ■朝陽双塔(南塔・北塔) 4日目のレポートはこちら |
朝陽 「華府万国飯店」 |
8/26(日) | 【バスにて朝陽市建平県・牛河梁〜河北省・承徳市へ】 ■朝陽市北塔博物館 ■朝陽市博物館 ■牛河梁紅山文化遺跡 5日目のレポートはこちら |
承徳 「承徳雲山飯店」 |
8/27(月) | 【終日 承徳視察】 ■外八廟 ■避暑山荘 6日目のレポートはこちら |
承徳 「承徳雲山飯店」 |
8/28(火) | 【バスにて河北省遵化県・清東陵〜河北省薊県〜北京へ】 ■清東陵 ■薊県独楽寺 ■白塔寺 【修了式・歓送会】 18:30〜 於:北京市内のレストラン「娃哈哈大酒店」 7日目のレポートはこちら |
北京 「好苑建国酒店」 |
8/29(水) | 【午前中、バスにて移動】 ■元大都城遺蹟公園 (午後)北京から航空機にて羽田・関空へ 8日目のレポートはこちら |
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【参考】「北京大学サマーキャンパス2012」の概要・募集要項
【受託販売・研修企画・運営】
株式会社 毎日エデュケーション
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