出発当日、早朝の東京の天候は台風17号の影響でやや蒸し暑い28℃前後の晴れ模様でした。成田国際空港・第1ターミナル南ウイングの4階国際線出発ロビー・Aカウンター付近に午前8時の集合時間前に、常連メンバーの方々と今回初参加の方も集まり、全員6名が出そろいました。互いに挨拶を交わした後、早速、スーツケースを預けるため、全日空のカウンターへと進みました。昨年は初めての自動チェックイン機での登場手続きに一苦労でしたが、今回は事前にオンラインチェックインで搭乗手続きを済ませておいたので、直接手荷物カウンターでスーツケースを預けることができました。出国手続きを済ませた後、搭乗時間までの間は、関係者への土産物の買い物などで過ごし、搭乗案内を待ちました。
午前9時半過ぎ、厦門行きNH935便の搭乗案内があり、A320の中型機内に乗り込むと中国人観光客等でほぼ満席状態でした。機は定刻を少し過ぎた10:15に離陸し、途中多少揺れたものの順調に航行を続け、約4時間を経て定刻よりも早い現地時間13:05に快晴28℃の「厦門高崎国際空港」に無事到着しました。外国人は比較的少なく、入国審査では70才以下の外国人を対象にした新たな10本の指の指紋採取が行われており、該当するお二人はやや戸惑いながらも、順調に入境できました。
スーツケースをピックアップして大勢の出迎え客で賑わう到着ゲートに向かうと、満面に笑みを浮かべた全線ガイドの李ジュンさんと山東大学の路国権助教授が手を振って出迎えてくれました。李ジュンさんは昨年に続く全線ガイド役、同じく路先生は同行役で、お二人は北京から少し前に厦門に到着していたとのことでした。
現地・旅行会社の女性責任者の誘導で、一行は大きな土産袋を抱えながらマイクロバスに乗り込み、南国情緒溢れる厦門島から北部の本土郊外にある厦門北駅へと向かいました。
厦門北駅前でマイクロバスは停車し、立派な駅舎の待合ホールまでは階段の昇降があるとのことで、駅サポーターを依頼しました。全員のスーツケースとともに大きな赤い土産菓子袋3ケを運んでもらいましたが、途中のエスカレータでは重すぎて登れず、別の台車を呼んで何とか大勢の乗客で賑わう広大な新幹線待合ホールにたどり着きました。訪問先への大きな土産菓子袋は成田空港の免税店でなるべく見栄えする物を選んだつもりでしたが、その後の移動時にはあまりにもかさ張り過ぎて、来年の土産物類はもっと小さい物にしようと反省しきりでした。
厦門北駅始発・長沙行の新幹線は定刻通り15:46に出発し、一行はガラ透きの1等席・2号車で一息つきながらトンネルの多い山岳地帯を北上して行きました。車窓からは緑深い福建の山々の景色が続き、ひと眠りしている内に17:34・福州駅に到着しました。
福州駅では現地ガイドの林鋒さんが笑顔で出迎えていました。駅前の駐車場広場が退勤時間のラッシュ時で混雑しており、少し離れた場所までスーツケースを引きながらマイクロバスに乗り込みました。福州市はアヘン戦争で活躍した林則徐の出身地としても知られ、街中の街路樹は長い髭を伸ばしたような立派なガジュマルの木が立ち並び、中国有数の「緑の街」としても知られているとのことでした。ガイドの林さんは日系企業での通訳経験があるとのことで、ガイド経験も豊富で日本語は李ジュンさんよりも達者でした。
午後7時過ぎ、一行は福州市の中心街にある「福州香格里拉大飯店」にチェックイン。受付ロビーは宿泊客で賑わっており、しばらく待たされた後、各自、いったん部屋にスーツケース等を置き、ロビーに隣接した海鮮バイキング料理での遅い夕食タイムとなりました。延べ10時間に及ぶ飛行機と新幹線の移動で疲れた体を、先ずは薄い中国ビールで乾杯。昨年は初参加の李ジュンさんが『中秋節』にあわせて高級ワインを北京から持参された話や、再婚の路先生の子作りのための禁酒禁煙生活等の話題で大いに盛り上がり、気がつけばビールの空き瓶がテーブルに溢れており、賑やかな初日の夜となりました。
1日目 出国・入国 & 福州市への移動
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