「毎日エクステンション・プログラム」とは、留学支援・国際交流事業を手掛ける毎日エデュケーションが新たな試みとして、向学心旺盛なシニア層を主な対象に実施する生涯学習プログラムです。当面、日本文化の起源を探る知的探求の一環として、中国五千年の歴史を学ぶ「中国考古学」と、仏教東進の軌跡を辿る「アジア仏教史」を二大テーマに掲げ、関連する内外の研究成果を踏まえつつ学びます。
「中国考古学」については毎年1回をメドに、最新の中国考古学を学ぶ「北京大学・サマーキャンパス」を開催します。日中文化交流の一環として、2009年3月に北京大学考古文博学院との間で合意したもので、北京大学での特別講義とともに、中国古代史の舞台・中原に点在する重点遺跡を特別参観いたします。現地視察には原則としてバスを利用し、広大な中国大陸の自然と風を肌で感じながらの「移動教室」を目指します。
「アジア仏教史」については随時、「聖地ヒマラヤの神々を訪ねる旅」を開催し、ヒマラヤ各地に点在する仏教遺跡やチベットやネパール等の仏教寺院を訪れ、現地高僧の法話を拝聴、アジア仏教の真髄に触れると同時に、仏教東進の足跡を辿ります。
中国古代史や仏教伝来に興味ある方々にとっては、既存のツアーとは一味違った「学びの旅」を体験することができます。今後は、両プログラムの継続的な開催とともに、知的探求の場を広く世界に求め、魅力あるプログラム作りに努めてまいりますので、ご期待下さい。
2019年は福建省文物考古研究所の楼建龍所長のご支援・協力により、中国大陸南東部に位置する「福建省の古代遺跡を訪ねる旅」が実現し、旧石器時代の「万寿岩遺跡」、新石器時代の「明渓南山遺跡」をはじめ、春秋戦国期の閩越王国の拠点、「天目茶碗」で有名な「建窯遺祉」、更には世界遺産の「武夷山風景区」「コロンス島」等を訪ねました。
<レポート>福建省の古代遺跡を訪ねる旅
2019年9月23日〜30日
2018年の毎日エクステンション・プログラム『山東省の古代遺跡を訪ねる旅』では、北京大学の徐天進先生及び山東省文物考古研究院の劉延常先生のご協力によって新石器時代後期の「焦家遺跡」「城子崖遺跡」を始め、世界自然文化遺産の「泰山」、春秋戦国時代の「斉国文化博物館」等を見学することができました。
<レポート>山東省の古代遺跡を訪ねる旅
2018年9月23日〜30日
2017年の「毎日エクステンション・プログラム」は、湖北省博物館・方勤館長のご協力により『湖北省の古代遺跡を訪ねる旅』が実現し、楚文化を代表する「曽候乙墓」「荊州熊家冢墓」をはじめ、新石器時代の重要遺跡「盤龍城遺跡」「石家河遺跡」等を見学することができました。
<レポート>湖北省の古代遺跡を訪ねる旅
2017年8月21日〜26日
2016年の「毎日エクステンション・プログラム」は、四川省文物考古研究院・高大倫院長のご支援・ご協力により、長江上流域に栄えた謎の青銅器文明を探る『四川省の古代遺跡を訪ねる旅』が実現し、古代蜀王国の「三星堆遺跡」「金沙遺跡」の見学とともに、三国志で有名な「成都武候祠」、更には世界遺産の「楽山大仏」等を訪ねる新たな体験をすることができました。
<レポート>四川省の古代遺跡を訪ねる旅
2016年9月6日〜11日
2015年の「毎日エクステンション・プログラム」は、「稲作のルーツ&南宋文化の粋を訪ねる旅」と題し、南方の「浙江・江南地方」を巡る中国考古学ツアーとなりました。稲作文化に関する「特別講義」及び新石器時代の「良渚遺跡」「河姆渡遺跡」「田螺山遺跡」、更には宋代の「上林湖越窯遺跡」「南宋官窯博物館」等を懇切丁寧な解説付きで特別見学するという、大変に貴重な体験を今回もすることができました。
<レポート>稲作のルーツ&南宋文化の粋を訪ねる旅
2015年8月24日〜29日
2014年の「毎日エクステンション・プログラム」は、「陝西省西安・考古工作視察の旅」と題し、考古学の宝庫・陝西省を舞台に、世界最高水準を誇る陝西省考古研究院及び北京大学考古文博学院の発掘技術と発掘現場を視察。さらに実習に立ち会うという大変貴重な体験をいたしました。
<レポート>陝西省西安・考古工作視察の旅
2014年10月21日〜26日
2013年の「毎日エクステンション・プログラム」は、当初「北京大学サマーキャンパス2013」企画として『稲作のルーツ&青磁の故郷を訪ねる考古学の移動教室』を計画していましたが、諸般の事情から催行最少人数に達せず、残念ながら催行中止となったことから、代替え企画として旅行企画・実施を引き受けていた「第14次日宗懇 北京・福建省参拝団」の一団員として急遽、同行することとなりました。
<レポート>日中友好宗教者懇話会
北京・福建省参拝団
2013年8月26日〜31日
【「稲作のルーツ&青磁の故郷を訪ねる旅」 催行中止のお知らせ】
第8回毎日エクステンションプログラム「稲作のルーツ&青磁の故郷を訪ねる旅」 (2013年8月19日出発7泊8日)は、申込締切日までに最少催行人員10名に達しない ため、催行中止とさせていただきます。あしからずご了承下さい。
第7回毎日エクステンション・プログラムは、北京大学・サマーキャンパス2012〜「草原の王朝遺跡(遼・元)を巡る旅」と題し、内モンゴル自治区に点在する遺跡を視察するツアーを開催いたしました。
2012年8月22日出発、7泊8日の旅。昨年に続き北京大学考古文博学院との共催で、「元上都遺跡」をはじめ「元中都遺跡」「遼上京遺跡」「牛河梁紅山文化遺跡」等の草原の王朝遺跡や古代遺跡、及び「居庸関」「宣化古城」等の軍事要衝や清朝時代の夏の離宮で世界文化遺産の「承徳」を視察いたしました。
<レポート> 北京大学サマーキャンパス 2012
「草原の王朝遺跡(遼・元)を巡る旅」
2012年8月22日〜29日
【「聖地ヒマラヤの神々を訪ねる旅」 催行中止のお知らせ】
第6回毎日エクステンションプログラム 「聖地ヒマラヤの神々を訪ねる旅」
(2012年3月14日出発7泊8日)は、申込締切日までに最少催行人員10名に達し
ないため、催行中止とさせていただきます。あしからずご了承下さい。
第5回毎日エクステンション・プログラムは、「北京大学・サマーキャンパス2011」を開催いたしました。
昨年に続き北京大学考古文博学院との共催で、「敦煌から西安へ・河西回廊の仏教遺跡を訪ねる旅」として、2011年8月23日出発、8泊9日の旅を催行。 「莫高窟」「炳霊寺石窟」「麦積山石窟」の甘粛三大石窟をはじめ、「嘉峪関」「彬県大仏寺」「法門時」など10カ所の重点遺跡と2カ所の考古研究所を視察いたしました。
<レポート> 北京大学サマーキャンパス 2011
「敦煌から西安へ・河西回廊の仏教遺跡を訪ねる旅」
2011年8月23日〜31日
2011年3月に開催を予定しておりました第4回 毎日エクステンション・プログラム「青蔵鉄道で行く・聖地チベット視察の旅」は、現地当局が3月1日以降、外国人に対する入域許可書を発給しない旨の通達を出したことを受け、残念ながら催行中止とさせていただくこととなりました。代替企画として、同日程にて「ブッダルートを巡る・インド仏跡視察の旅」を企画、開催いたしました。
<レポート> 代替企画
「ブッダルートを巡る・インド仏跡視察の旅」
2011年3月16日〜23日
第3回毎日エクステンション・プログラムは、「北京大学・サマーキャンパス2010」を開催いたしました。
北京大学考古文博学院との共催で、日中文化交流の一環として、日本の考古学ファンを対象にした、中国五千年の歴史を学ぶ当プログラム。最大の特色は、古代中国の舞台である『中原』に点在する重点遺跡を巡る大陸縦走バスツアー。古代中国の白磁を代表する「定窯遺跡」での工房見学や真贋論争で話題沸騰中の「曹操高陵」の特別視察が実現したことは、受講者にとっては極めて幸運であり、貴重な体験となりました。
<レポート> 北京大学サマーキャンパス 2010
『中原』に点在する重点遺跡を巡る大陸縦走バスツアー
2010年8月18日〜25日
2010年3月に開催を予定しておりました第2回 毎日エクステンション・プログラム「聖地ヒマラヤの神々を訪ねる旅」は、特別法話を拝聴することになっておりましたケーツン・サンポ師の逝去に伴い、現地カトマンズへは関係者による弔問の形に切り替えさせていただきたく、グループツアーとしては残念ながら催行中止とさせていただくこととなりました。
<レポート> 「カトマンズ・弔問の旅」
2010年3月17日〜21日
第1回「毎日エクステンション・プログラム」では、中国五千年の歴史を学ぶ一環として、入門セミナーでは世界遺産から見た中国の歴史を学び、海外研修ツアーでは、北京大学考古学系の豊富な研究成果の中から、特に重要とされる重点遺跡の発掘例を取り上げ、その内容と歴史的意義について学ぶ予定となっておりました。
しかし海外研修ツアーにつきましては、当初予定しておりました「北京サマーキャンパス2009」(北京〜中原)の開催延期に伴い、「中国四大博物館を巡る旅」に変更となりました。