午前6時半、チェックアウトを済ませた一行は曇り空の下、「武漢天河国際空港」へと向かい、車窓からは薄暗い朝日に照らされた武漢の街並が遠くの湖に浮かんで見えました。
午前7時半頃、空港に到着した一行は劉建軍さんの誘導で混雑する国際便の出発ゲート口まで案内され、そこでのお別れとなりました。一行は再会を期しての慌ただしい挨拶もソコソコに、帰国便・NH954便の搭乗手続きへと急ぎました。出国検査を終えた一行は出発ゲート前の待合席で待機となりましたが、定刻09:15の出発時間までには1時間以上もあり、一箇所しかない小さな土産店や喫茶店で過ごしながら搭乗案内を待ちました。
NH954便はほぼ満席状態で、定刻よりやや遅れの現地時間09:25に離陸。途中の飛行は順調に推移し、成田国際空港に13:55無事、到着。この時の天気は武漢よりも蒸し暑い曇り空でした。外国人で混雑する入国審査を尻目に日本人の帰国審査はスムーズに流れ、一行はスーツケースをピックアップし、混雑する到着出口を避け、その場で来年の再会を期してのお別れとなりました。走行距離にして約1000キロメートルに及ぶ「湖北省の古代遺跡を訪ねる旅」はこうして無事に終了しました。
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今回の湖北省を舞台にした5泊6日の考古学ツアーでは、湖北省博物館の方勤館長を始め、関係者の皆さんの絶大なご支援・ご協力により、長江中流域に栄えた新石器時代の遺物から古代楚国の文明までの多種多様な文物に触れることができ、改めて湖北省の古代文明の偉大さとともに、中国文明の多様性を学ぶことができました。
今回、特にお世話になった湖北省博物館の萬全文先生及び陳麗新女史はじめ、各地の文物考古研究所の先生方には、この紙面をお借りして心より感謝申し上げると同時に、今回のツアー催行に当たってご尽力を賜りました北京大学考古文博学院の徐天進先生及び早稲田大学文学院の稲畑耕一郎先生に対しても心より御礼申し上げます。
こうした民間レベルでの日中文化交流が今後とも復活・発展することを切に願いつつ、今回の報告とさせていただきます。
尚、筆者の記憶違いによる事実誤認、旅先での不行き届きな点が多々あったことと存じますが、何卒、ご容赦下さいますようお願い申し上げるとともに、当報告書が参加者の皆さんにとって懐かしい想い出の一助になれば幸いです。
(文責:郡山/写真:郡山・中北)
5日目 「黄鶴楼」「楚河漢街」「湖北省博物館」「歓送夕食会」
6日目 出国・帰国
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